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やっぱり学生が大好き、教えること、大好き

常勤で教員として勤務をしていたのですけれど、家庭の事情で退職をしました。

今は、頼まれて、ある学校の非常勤講師としての仕事をほそぼそ続けています。

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もともと別の仕事をしていたのですが、教育が好きだな、と思って、社会人になって、結婚もした後で、教員になるための学校や大学院に行き、教員になったので、教育が嫌で辞めたわけではありませんでした。

教育が好き、と思う瞬間は、いつも、学生との関わりの場面です。大人数を相手にした講義も好きですが、ゼミや実習などの少人数を対象としたものも好きで、どのような学生であっても、基本的に学生はかわいいと思っています。

もっとも、最近の学生のなかには、そう思えない人もいて、私もだめになったな、なんて感じることもありましたが。学生と一緒に考えたり、学生に、講義をして、そういうことだったのか、と気づいてもらったり、楽しかったと言ってもらったりという瞬間は、ほんとに、教員になってよかったな、と思える瞬間でした。


ところが、非常勤講師になって思うことは、まず、学生との関わりが全般的に少ないということでした。

それまでですと、一人ひとりの名前は講義が終わる頃には覚えていました。

講義以外でも関わる場面も多くて、自然と覚えることになっていたのですが、非常勤の場合は、そのときだけです。

名前を覚えることができない、ということは、やはり人間関係の基本の部分を構築することに支障をきたすことが多く、おもしろくないな、と思っていました。

加えて、学生の側も、当たり前といえば当たり前ですが、非常勤講師としてしか見てくれないのです。

私の名前も知らず、〇〇の科目を担当している先生、程度の存在です。

それも寂しいのです。

それでも、学生に、楽しかった、こういうことだとわかった、と言ってもらいたいがゆえに、多くの時間を費やして授業準備をするのですが、常勤のときのレスポンスとは全く違って、これでいいのかな、と思っていました。

しかしながら、最近、うれしいことがありました。担当していたコマの授業が終わった時、学生に授業評価をしてもらったのですが、その授業評価がこの度、私の手元に戻ってきました。

その内容をみると、講義に対する感謝や、楽しかった、ということとか、こういうことが大切って気づけた、とか肯定的な評価の記載がありました。

もちろん、すべての学生ではなく、なかには、批判もきっちりと記載してありましたけれど、それでも、学生からこのような反応があったことを目にして、とてもうれしかったです。

来年から非常勤講師、どうしようかな、と思っていたのですが、もう少しやってみようかな、と思えた瞬間でした。